悠斗の狭い部屋に
エアコンの音よりも大きな、
二人の呼吸の音が響いた。
少し汗をかいた悠斗は、
男のくせに、色っぽいと思ってしまった。
カ−テンの隙間から西日が入ってきて、
私に倒れ込んだ悠斗の髪を、茶色に輝かせた。
悠斗の目にかかっている前髪を、
私は指でかきあげて、おでこを出してみた。
目をつぶっていた悠斗が、クリックリの目を開けて、私を見つめた。
男のくせに綺麗な肌
男のくせに綺麗な二重
男のくせに…
ずっとおでこを出した悠斗を見つめていたら、私の手をつかんで下ろした。
「なんだよ」
すぐ目の前で、少女漫画のイケメン男子の笑顔のように笑う悠斗を見て、
またお腹の辺りが
きゅんとしてしまった。



