「どうして…?」 「桃叶に告白したやつらは、みんな即断られたって聞いてさ。 俺が告っても断るだろうな…って。 だったら 桃叶に、俺を知ってもらって、好きになってもらえばいいって思ったんだ。 本当は体育祭実行委員は、俺じゃなかったんだ。 桃叶に近づきたくて その……… 代わってもらったんだ」 悠斗は顔が真っ赤だった。 「悠斗…いつから…?」 「……入学式。。。」 悠斗は私に回していた手を解いて、 頭をポリポリと、かきだした。