山ノ内は手を勢いよく離した。 「なんだよ小島。 マジになんなって。 冗談だって」 そう言って、 山ノ内はプールへと戻って行った。 怖かった 悠斗がきてくれなかったら…… 「大丈夫か?」 悠斗が頭を優しく撫でた。 悠斗の顔を見たら、 なんかものすごくほっとして、 涙が出てきてしまった。 悠斗が上半身裸な事も忘れて、 悠斗に抱き着いてしまった。