ガシっ 山ノ内に腕を捕まれた。 「いたい!!離して!」 「こっち来いって…」 山ノ内は自販機の裏へと、私の腕を捻りながら引っ張った。 痛い…マジで痛い… 怖い やばい 悠斗…………!!! その時、 後ろから片手でぎゅって、抱きしめられて、 びっくりして後ろを見上げると、 真剣な表情の悠斗がいて。 悠斗はもう片方の手で 山ノ内の腕を掴んだ。 「離せよ」