ガタガタガタ




観覧車がまた動き出した。


「もう、大丈夫か?」





悠斗が私の顔をのぞきこんだ。



「大丈夫…じゃない」





「じゃあ…目つぶっとけ」



え…今度はギュッてしてくれないの…



ちょっと


いや、かなりへこんだ。。





悲しそうな顔をしてしまった私に



「目つぶっとけって」




また悠斗が言った。





仕方なく目をつぶったら、



ちゅっ







唇に柔らかい感触…





びびって目を開けたら




「つぶれって…」






そう言って、悠斗は私の腰に手を回して




目をつぶった私に



ちょっとだけ甘い


キスをしてきたんだ。