バスに乗る時も バスに座る時も スッと私を先にしてくれる悠斗に胸がまたきゅんとした。 一度離れた手に、 座ってから、また悠斗が 指をからませて繋いできた。 ついうれしくてニヤニヤとにやけてしまう私を見て、 悠斗はふっと優しく笑った。 すぐ横にいる私服の悠斗に いつも以上にドキドキしていた。