メイクしている事を感じさせないくらいナチュラル でもいつもより 自分の瞳が大きく感じる 鎖骨下ぐらいの栗色の髪を少しだけ緩く巻いてくれた。 「じゃ、私仕事いくから、デート楽しんできな」 姉ちゃんはよっぽど時間がなかったのか、 ダッシュで出て行ってしまった。 「あ…ありがと!姉ちゃん!」 すると姉ちゃんはまたガタンと玄関を開けて 「バックも靴も好きに使っていいからね! じゃ!」 それだけ言ってガタンと勢いよく玄関の扉を閉めた。