ヒデは、歌いながら僕の指に消毒液をつける。


痛いし…しみるけど、そんなヒデが可愛いくて、痛さなんかは我慢できる。


「はいっ!完成!」

「おぉっ!ありがとう!」


僕は絆創膏の貼ってある指をマジマジと見つめた。