ヒデが僕の腕を引っ張りながら、連れていく。


「アレ~ヒデ、一輝どうした?」

「彫刻刀で指切った!」

「マジ?一輝大丈夫か~?」

「あっ…うん、大丈夫!」


周りの人達には、きっと普通にしか見えないんだろうけど、僕はヒデが心配してくれてるのが、嬉しい…


また、顔が熱い。