「速水…ごめんね!」 長倉はタオルで手を拭きながら出てきた。 「ううん。別にいいよ。」 すると長倉は立ち止まり、下を向いてしまった。 「ど…どうした?今度は腹でも痛いの?」 長倉の方へ歩み寄った。 「……き」