正気を取り戻す間もなく
母さんが帰ってきた
遠方の病院で
行くには時間が掛かる
急いで早く
お父さんも向ってるから
死んだ目が
生きた目に戻れない
ロボットのように
感情のない人間が
操られて、どうにか
車を飛ばし
気が付くと病院の
駐車場にひとりいた
凛、凛が…
慌てて車を蹴飛ばす
この時は
自動ドアなんて遅く
スローモーション
に見えて
早く開けよ!
手でこじ開けるように
中に入った
待合室に親父が居たから
問いただすように
凜はどこ!どこ!
この時の僕の印象を
親父は目が怖かった
と言っていた
3階の307号室
親父は疲れきった
顔して地を見つめている
