「あいつは魔獣のドリームベアって言ってな、捕まると幻覚を見せられ、その間に喰われちまう」 うわっ…!! ロイドの話を聞き、背筋がゾッとする。 「ただこんなとこに出るヤツじゃねぇはずなんだけどな…。なんか変だな………ま、もうちょいで森着くから寝んなよ!」 「うん」 なんか変なんだ…。 なんとなく怖いな。 まぁロイドがいれば大丈夫だね。 なんて思いながら、また暫く変わらない景色を眺めていると、前方に大きな森が見えて来た。