『わかったか?だから、お前をヴィクトリアへ連れて行く』 ちょっ…… ちょっと待てー!! 『…なんだ?』 フローゼアは私を引きずる手を止め、不愉快そうに振り向く。 まだ、疑問がいっぱい残ってるんだけど……… 『言ってみろ』 まずさ、宝玉に触れることができるのは女神と私だけなんでしょ? 魔王はヴィクトリアの支配が狙いなら、なんで時の女神に宝玉も持って来させなかったの? 『そんなこと知るか。魔王の考えることなど分かりたくもないわ』 え〜……… 超嫌そう………