ロイドに促され、ロイドの後ろの席に跨がった。




「おい、しっかり掴まんねーとぶっ飛ぶぜ?」




ど、どんな速度で走るんだ!!
大体屋上から出発…!?




疑問に思いながらも、ロイドの腰に腕を回ししっかり掴む。




「よし、じゃあ行くぞ!」




ロイドが鍵の様な物を一回りさせると、バイクの後ろからフオンッ!!と思いっきり空気が出て、ものすごいスピードで発進した。




「えっ……ちょ、ちょっと!?ここ屋上でしょ!?やややばいって!!」




「落っこちねぇようにしとけよ!?」




ロイドが叫ぶと同時に、バイクは屋上から飛び立つ。