「おい、出掛ける支度出来てるか?」




「え?出来てるけど何処行くの?」




朝食を済ませソファーで寛いでいると、寝室からロイドがTシャツを着ながら歩いて来た。




もともと荷物なんてリュックぐらいしかないしね。




「バカ野郎、女神んとこ行くんだろ?」




「あ…ああ!」




そうだった、忘れてた!
ダメだな私…











ロイドに連れられ家の外に出て、廊下の端にある階段を上ると屋上に出た。




そしてさっきまで何も無かった所にロイドが寄ると、大きなバイクが…。




「え!?さっきまで何も無かったよね!?」




「ああ、防犯対策だ。それにハンターとなると、命狙う魔族もいるからな。バイクはハンターしか持てねぇモンだから、目印にならない様に隠してんだ」




「ふ、ふ〜ん…」




なんだか魔族とかよくわかんないけど…。

とにかくハンターは、常に命を狙われてるってことかな…?

マスターランクとなれば、最も危険なのかな…。