茶色いくるくるの髪に、そばかすだらけの優しい笑顔。



この人が助けてくれたのかな…?



「痛い所はないです。私、魔物に連れ去られて……落とされたんです。木の上に落ちたんだ…」



私が答えると、女の人は目を真ん丸くさせて驚いた。



「魔物って……あの鳥の!?あなた超ラッキーじゃない!!アイツに捕まった人間で、逃げられた人なんていないわよ?」




え……そうなの?
今までつかまった人たちは可哀相だけど…私超ラッキーじゃない?



でも、もしあのとき、あの光が助けてくれなかったら…と考えると、改めてゾッとする。



「まあ、昨日ハンターの誰かが倒したらしいけど…」



ハンター?



そう言えば、サーシャもハンターとかガーディアンとか言ってたような…。



てゆーか



「私、どのぐらい寝てたんですか?」