「まあこれでもう行き先は決まっただろ!?そんなら明日の出発に備えて、早く寝ようぜ!」
「じゃあ私も家に戻るわ」
「あ、ねぇサーシャ。今思ったんだけど、宝玉って…女神のもとから離れても大丈夫なの?バランスがどーのこーのって…」
「フローゼア様がおっしゃるには、選ばれし人間が持つのは大丈夫らしいわ」
そうなんだ…
「じゃあ、明日起こしに来るからね?」
「うん、ありがとう。おやすみ!」
私達は挨拶を交わし、ばらばらと部屋へ戻った。
まあ私はここの部屋だから、戻ったとは言わないけどね。
てゆーか…
明日出発か…。
何だろう、このワクワクする感じ!?
もしかしてカズキの移っちゃったのかな…!?
危険な旅だって分かってるのに。
まぁいいや、考えてもしょうがないし、寝よう。
私は布団を被ると、深い眠りに着いた。


