宿に戻りそれぞれ部屋で自分の支度をすると、サーシャの家で夕食を食べ、私の部屋に集まり今後の旅路を相談し始めた。
「見てわかるように、ヴィクトリアはこういう地形なのね」
サーシャが持ってきた地図を見ると、三角形の大陸がそれぞれひし形の角を形作る様なっていて、そのひし形の中心部には丸い島が書いてある。
「私達がいるシグナリア大陸が1番西にあるの。北のマライナ大陸に大空の女神、東のグジュアリア大陸に闇の女神、南のバーバラ大陸に大地の女神様がいらっしゃるのよ」
「ふ〜ん……じゃあ、真ん中に時の女神がいるはずだったのか??」
「そう、サラガリア島ね」
サーシャは指を差して説明する。


