「――セナ!!ちゃんと見てっか!?修行で編み出した俺の技!!スーパーウルトラサンダーボルト…」



「はいはいじゅーぶん見ました!じゃあ私は戻りますねお疲れ様〜」



「あっ!セナ!おいもっと見てけよ!アイクとのコンボ技もあんだぞ!!アイク来るまで待てよ!おいってば……あ?や…べ!電気が…かんでんぎゃあああああ!!!」



「…ご愁傷様です…」



お昼のあと、成果を見ろ見ろうるさいカズキに連れられて、渋々森の入口まで来た。



お城から一歩出た途端、バリアの外なのか寒いのなんの…。

しかもロイドからなるべく離れたくないのに。



ついでにカズキが雷をぶつけてたせいで、樹が二本ほど黒焦げになった。


本当迷惑でしょ……



感電したみたいだけど、まあカズキなら大丈夫でしょと判断した私は、そのまま一人お城に入りロイドの部屋へと戻った。



…一応、あとで念のためサーシャにカズキが感電して倒れてること、伝えておこう。