『それを腕輪の好きな場所に嵌めるのだ』
私は虹色に光り輝く宝玉を窪みに押し込んだ。
宝玉は一瞬真っ白な光を放つと、一気に光を失い鎮まった。
「な、なんだあ???」
「一気に光失った……私、何かまずいことした?フローゼア!」
『いや、何も。宝玉は自ら光を抑えたのだ。宝玉を狙う輩は必ずいるからな。そんな光を放っていたら、セナは恰好の餌食だろう?』
ああ、そうゆうこと!!
…つか、やっぱ宝玉狙うヤツとかいんのか……。
やっぱり旅には危険が付き物なのね…。
「なあ!!宝玉ってなんだ?何でいきなりココに来たんだ??」
カズキは痺れを切らした様に、フローゼアに問い掛けた。


