「いいよ!」
「いいわ」
「いいぞ!!」
「いいぜ」
今度はロイドも加わり、4人同時に答えた。
そんな私達にアイクはフッと笑いながら、
「じゃあ、出航するぞ」
と言い、操舵室にあるたくさんのボタンのうちの一つを押した。
すると、空船がゆっくりと前進し始め、少しずつ宙に浮かび上がる。
「うわあああ!!やべえ、ぶつかる!!すり抜けなかったらどうしよう!!」
「お前、ほんとチキンだな。そんなことねぇから安心しろ」
ビビって両手で顔を覆いながらも、隙間から様子を見てるカズキを、ロイドは可笑しそうに眺めながら言った。
…でも確かに、ガラスにぶつかったらやばそう。
などと思いながらも、前方を見つめた。


