「も〜遅いよ!!」
「待ちくたびれたぞ!!」
「時間かかったわね」
私達は台詞は違うが、同時に同じ様な事を言った。
「悪かったよ。ちょっと話し込んでて……あ、あの空船が俺のだ。」
そう言って周りに並ぶ空船より一回り大きな空船を指差す。
「すげえ〜!!」
うわ〜っ!
立派じゃん!?
中に乗り込むと、とても船とは思えない様な空間が広がっていた。
ロビーもバスルームもキッチンも高級ホテル並みだし、ベッドルームは3部屋あり、1部屋に3つベットが置いてある。
またもやいずれも高級そう...
船頭にある操舵室には、海賊映画とかに出てくる船のかじ?の様なものとたくさんのボタンあり、大きなフロントガラスからは前方がよく見渡せる。
空船って言うけど、まんま海の船じゃん!
羽とか付いてるのかと思った!
「そろそろ出発するけど、いいか?」
私達が一通り見物し終わると、アイクが声を掛けた。


