セナの冒険






「はぁ、はぁ…やたら長い階段だったな……うお!?」



最後に扉から出て来たカズキは、息切れしながら目を見開いた。



「なななななんじゃこりゃー!!すっげえぇ!!」



「私、初めて飛行場へ来たわ」



いつもみたいに興奮するカズキの横で、サーシャも軽く興奮気味。


うんうん!
確かにすごいもんね…



「俺、ちょっと空船の状態とか聞いて来るから、適当に時間潰しててくれ」



「あ、俺もメンテナンス頼みに行くわ」



アイクとロイドはそう言い残すと、飛行場の一番端の受付らしき所へ行ってしまった。



「時間潰し、何すっか!?」



「適当に、って言われてもねぇ?」



「あ!」



何?



声を挙げたサーシャの視線の先に目を向ける。