「そうなの?サーシャってお祭り好きだったんだ!」
「う、うん…実はね…。あ、でも近い方から行った方がいいかもね!グジュアリアにする!?」
「え?別にいいじゃん、マライナで。私も楽しみだし」
「そ、そう?ならマライナに行きましょう!」
しょんぼりしていたサーシャの目が、輝き出した。
結構単純なんだあ!
かわいい♪
「マライナか。じゃあ、俺もマライナまで同行させてもらっていいか?」
「何で?…あ!アイクは、マライナから来たんだったね!」
私は最初にアイクと会ったとき、聞いた話を思い出した。
「ああ。それに、あんた達といると退屈しなそうだし」
「え、マライナ出身!?じゃあ、街の案内とかお願い出来る!?ってかして!?」
サーシャ……
こんな興奮するとこ、初めて見たよ。
「あ、ああ。時間があったらな」
アイク、サーシャに圧倒されて引き攣り笑い…。
「それにしても、マライナまでどうやって行くんだ?ロイド」


