目の前がグルグル回り、フローゼアが遠ざかったと思えば、気が付くと目の前には見慣れた天井。 ここ、私の部屋だ。 なんだか急展開すぎて、頭の中がごちゃごちゃで… 「やっぱり夢だったのかな?」 私がそう呟くと、それに反応するように左手の腕輪がまばゆい光を放った。 「あ〜…夢じゃない、ね。5分以内か……急がなきゃ!!」 私はその光でハッキリと目が覚め、パジャマのスウェットを着たまま外へ飛び出し、隣の部屋をドンドン叩いた。