『それにはな、遠い昔私達が護る5つの宝玉が付いていた』
…え?…うそ?
これに宝玉が…!?
『ああ。その時、私達女神はまだ存在しなかった。神ただ一人がその腕輪を護っていたのだ』
ええ!!
神様が!?
『だが、永い永い間護り続けた神にも、やはり寿命が近付いた。そこで、自分はもう駄目だからと、最後の力で私達を生みだしたのだ』
…でもなんでその腕輪を私が持ってるの???
『その腕輪には、神が祈りをかけたのだ。遠い昔に神が自ら倒した魔王が復活し、世界が危機に近付くとき、その危機を救える人間の所へ辿り着くように。実際に、何百何千何億人の手を巡りお前の手元に収まったかは分からない』
…そうだったんだ。


