さっきの場所から15分くらい走り続けると、また森の中にぽっかりと大きな穴が開いたような場所があり、小さな木造の家が一軒建っている。




ロイドは家の前にバイクを止め、バイクに一応防犯の魔法をかけ、小さな家の扉をノックした。




「客とは珍しいな…誰じゃ?」




すぐに扉から顔を出したのは、真っ白い髭を胸辺りまで伸ばした小柄なお爺さん。




「よう、爺さん」




「ん…!?おおっ!!ロイドじゃないか!!久しぶりじゃのう!!どれ、そこのお嬢さんも一緒におあがりなさい!」




「あ、お邪魔します…」




こんなお爺さんとロイドに、何の関係があるのかな?




ロイドも随分嬉しそうに微笑みを交わしてる。