繭虫の眠りかた

「おかされ……おもちゃに……?」


混乱しながら少年の言葉を繰り返し、必死にその意味を考えようとして──

胡蝶の腹に馬乗りになった少年の手が着物の襟に伸びた。

乱暴に着物を引き下ろされ、
汚れのない白い肌を露わにされ、
更に、着物の裾をたくし上げた少年の手が細い足に直に触れて、


ようやく胡蝶は恐怖を感じて悲鳴を上げた。

こんな狼藉を受けるのは、生まれて初めてのことだった。


「ぶ、無礼者……!」

震える声で、精一杯の虚勢を張って、

これまで武家の息女のたしなみとして教え込まれてきた武術の動きを思い出して逃れようとしてみたが、気持ちだけが焦って恐怖で強ばった体は思うように動いてくれなかった。

「あはは、無駄だよ」

駄目押しのように、少年が笑いながら耳元で囁いた。