リア恋は蜜の味









「歌波。」


「なに」




思い切って聞いてみた。



「俺のこと好きだろ。」








そのセリフの後で、





俯いていた歌波の顔が上がった。








「うん」









その言葉と、


歌波のレアなうる目を見て、





頭が沸騰しそうになった。