楽しい日はあっとゆうまに 過ぎ去って、残るは 観覧車だけになった。 一周30分もかかるらしい。 別に最高に乗ろうと言ったわけでは ないけれど自然に最後に なっていた。 「今日は楽しかった!」 あたしがそういうと 「俺もだよ。普段見られない 美穂がいっぱい見られた。 楽しかった、ありがとな。」 そういって宏稀は微笑んでくれた。