「いーやっふー!」 「きゃああああ!」 ジェットコースターで 落ちた時のあたしの顔は あまりにも悲惨だった。 表現のしようのない顔で 宏稀に思い切りつかまっていた。 一方の宏稀はあたしを片手で 抱きしめながら笑って余裕のピース 落ちた瞬間の写真を見ながら 宏稀が笑っていたのは 言うまでもない。