「・・・・穂、美穂!」 あたしは目が覚めた。 目の前にはお兄ちゃんがいた。 「お前、何泣いてんの? それと、学校は?」 あたしは急いで時間をみた。 普通に遅刻。 洒落にならないくらいの。 「あー、んじゃ休むって 電話しとくから、 とりあえず寝ろ。」 お兄ちゃんはそういって あたしの部屋から 出ていった。