両親が帰ってきていつものように やり過ごした私は塾に向かった。 今朝別れたばかりの宏稀と また逢うのだ。 「おはよう、美穂」 勇斗は何も知らない様子できたが あたしと宏稀の動揺っぷりをみて 「もしかして・・・」 って言いながらにやけだしたから とりあえず昨日の事を報告すると 良かったねって、自分のことのように 喜んでくれた。 あたしはいい友達を持ったと思った。