最後にアキが挨拶を求められた。
また泣くんじゃないかって
不安になったけど、
アキは涙目になっただけで
ちゃんと挨拶した。
「私がこうしてられるのは
みんなのおかげだよ。
みんなみんな大好き!!
私なんかのために、本当にありがとうっ」
泣かなかったご褒美に
みんなの前だったけど、
ほっぺにキスをした。
恥ずかしがって、みんなに冷やかされて
子供たちに「チュー」って騒がれて
だけど、最高のキスだったよ。
「はい、アキ。これ」
冷やかされついでで、
アキにもう一つのプレゼントを付ける。
アキは自分の手首に巻かれた物の
正体に気付いて、「ぅう〜」ってまた泣く。
期待通りの反応に、
俺もちょっと嬉しかった。
これは、結婚式でアキが付けていた
ブレスレット。
二人で気に入って、買おうと思ったら
すっげぇー値段でレンタルで諦めた。
でも今は買ってあげられる。
まぁ、お小遣…
節約して節約して節約したけど 笑
「馬鹿!ユズトくんの馬鹿!
ばぁーかぁー…」
「馬鹿は酷くない?」
「もう…馬鹿…」
エマが喧嘩してると思ったのか
「ママ、馬鹿って言ったらダメだよ」
って真剣に注意 笑
違うんだよ、エマ。
これはママの照れ隠しなんだよ。
みんなが微笑ましいねって言って
笑ってくれた。
アカネちゃんがエマの頭を
優しく撫でてくれた。

