晩御飯の買い物をして
家に帰ると、彼がテレビの前の
ソファーで横になっていた。
スーツを着たままなのに、
寝息が聞こえる。
「ねぇ…スーツがシワになるじゃない。
せめて着替えてから……きゃっ」
ひゅ、と風を切る鋭い音がして
――パシン!!
頬に重い衝撃が走る。
「今何時だと思ってるんだ?
仕事終わるのもっと早いだろ!
なんでこんなに遅いんだ?!
まさか…男でも出来たのか?」
最低……
頬を抑えながら、キっと睨む。
「今日は残業してきたの…!
男なんて出来る訳ないでしょう?
それに、あなたに言われたくは…
ちょっ…!」
クッションを力強く投げられる。
お腹に当たってむせ返った。
「なんだその目は!言葉は!
俺のせいにしたいのか?
あー、そうか…。全部俺が悪いんだな」
怖い………
身体の内側から奮えが止まらない。

