わざわざ別室に呼び出され、
何を言われるのかな…と不安になる。
しかし小泉先輩は、やっぱり
人をしっかり見てくれてる。
「大丈夫か?体調悪いのか?」
「いっ、いえ。大丈夫です…」
「大丈夫に見えないけど」
「…」
思わず黙ってしまう。
何故か小泉先輩に言ってしまいたい、
そんな気持ちになってしまった。
「あの…聞いて頂きたいことがあって」
「仕事のこと…じゃなさそうだね。
俺でよければ聞くよ。仕事終わったら
ちょっと付き合えよ」
私が頼んだのに、まるで
自分から頼むような言い方。
私を気遣ってくれてるのが分かり
少し目が潤む。
「はいっ」
それから後の仕事は
自分が驚くほどミスもなく早く終わった。

