家を飛び出た。
ダッシュで走る。
走って、走って、走って
高校の近くのコンビニで
ようやく足を止めた。
そしたら、急に涙が込み上げてきて
ごくん、って飲み込んだけど
やっぱり視界は潤んでしまって。
嗚咽を堪えたつもりだけど
堪えきれなかった。
「…っ…んで、私が…っ」
ベンチの所で丸くなり
道路から見えないように
ひたすら泣いた。
もう嫌。
あんな親なんて、親じゃない。
私は、あんな風になりたくない…。
その日は、母方のおばあちゃん家に
泊めてもらった。
事情は母親から聞いていたようで
しばらくここに泊まるよう言ってくれ、
私は何も言わず俯いた。

