腰が抜けた割に、頭は多少冷静だった。 つい今、タクミが走って行ったのだ。 もしかして蘇生する可能性もあるのでは…と考えて『119』を押した。 アユミは上手く喋れなかったし、この後のこともあまり覚えていない。