近付いてくる。 走る足音が近付いてくる。 アユミは膝位の錆びた柵を越え、木の陰に息を潜めた。 この心臓の暴れようからして、よく冷静に隠れたな、と我ながら感心する。 それからすぐに、足音の主が飛び出した。