「ラスボスを倒す。
それしか手はない…
崩壊が進めば、世界中に災いが降り掛かるという情報もある。
今崩壊は約8割を越えている。時間にすると1ヶ月を切った。
だから、少しでも戦力がほしいんだ。」
やっぱりそうか…
僕の頭の中には、アノ光景が浮かんでいた。絶対に防がないと…
「なぜ俺らを助けた。
ほとんど戦力にならない俺達を助けてもそんなにメリットは無いはずだ。」
水城の疑問はもっともだった。
「それは…」
堤が口を開いた刹那、扉が勢い良く開き、二人の女性が入ってきた。
一人は藍色の鎧を着ていて、異常に長い刀を手にしている。
もう一人は白いローブを着こなし、ローブとは正反対に黒猫を抱いている。肩には鋭い眼を持つ鷹が止まっていて、不思議な雰囲気を放っている。
「あ…
部屋間違えた…
すみませんでした隊長!!」
二人は一瞬固まると、慌てて部屋から出ていった。
なんだったんだろ…
僕は視線をしばらく扉から離さなかった。

