「これがスフィンクスの造りだ。

何か質問があったらこの二人に聞け。

俺は仕事に戻る。」

男はそう言って、席を立った。


「あの!

一つだけ聞いてもいいですか?」

理沙ちゃんが立ち上がり、男を引き止めた。

「なんだ?」

男からは早くしろというオーラが出ていた。

「あなたは…相澤隊長は、何を失ったんですか?」

理沙ちゃんの問いで、空気が凍てついた。堤と青木が顔を見合わせ、恵美さんの顔が急に強ばる。


「俺は……


女らしさを無くした……」

そういうと、相澤隊長は消えていた…

バタン…

恵美さんめ部屋から出ていってしまい、部屋には気まずい沈黙が流れた。

聞かなきゃよかった。僕は少し後悔しながら、まだ立ったままの理沙ちゃんを座らせた。


「他に、聞きたい事は?」

堤が沈黙を破り、一気に空気は軽くなる。

僕は一番気になっていることを聞いた。

「どうやったら、元の世界のみんなを守れるんですか?」


答えは何となく分かっていた、でも、一応聞いておきたかったんだ。これから先、確実な目標を持つために。