「僕の姿は見えないよ。

でも、これから君に情報を与える。

今現在、ラスボスまで上がってきている人がいるんだ。

その人はまだ仲間を探している。

町に行けば自然とわかるはずだよ。

じゃぁね!」

声はゆっくりと消えていった。


そして…


僕は水城の背中で目を覚ました。

どうやら背負われて移動していたみたいだ。

「やっと起きたな。

おせぇぞ俊!

もうすぐ城だ!」

え!?

僕は耳を疑った。

今いるのは魔王の城の城壁の傍…

それにしても、さっきのなんだったんだろ…

あの話が本当なら、僕らがGod GAMEを始めた瞬間にみんなを巻き込んでしまったことになる。

NOを選択して自分が死ぬか、YESを選択してみんなを巻き込むか…

このゲームは普通じゃない…


僕はそう実感し、GGMを確認した。

とりあえずステータスと魔法は確認したいからね…