─────13年後



あれから13年、つまり、僕は30歳。

今では大切な家庭を持っている。

13年前に、God GAMEの災いがあった町も、完全に復興されている。

僕は、あの悲惨な未来を回避できたんだ。

「パパー!

早く早く!!」


6歳になる息子は、初めての東京ドームにテンションが高い。

浅葱色のTシャツが、風に揺れる。
理沙に手を引いてもらい、僕を手招きしている。

そう、今日はここにみんなが集まるんだ。

「今行くよ!

誠!」

僕は、眺めていた敏さんの名前が刻まれた石碑から目を離し、走っていった。


誠の浅葱色のTシャツと同じように、空はきれいに晴れていた。