武本さんを倒さなきゃ!!!


菊一文字の虹色の能力は、God GAMEの崩壊を促す力…

つまり、God GAMEのモノなら、破壊できるんだ。


なら、この壁だって!!

僕は菊一文字で、壁を斬り付けた。

ガキィン!!

虚しい音が響き、手に振動が伝わる。

しかし、菊一文字の能力は確かだった。

斬り付けた場所を中心に、壁が溶けていっているんだ。

いける!!

僕は溶けている周りを斬り付ける。

急げ!!

ガキィン!

音…

振動…

そして…

溶けた壁の向こうに、祭壇に掌を押しつけている武本さんがいた。


まだ巻き物はもう一方の腕に握られている。

まだ使用されてはいない!?

まだ間に合う!!

僕は壁の穴を乗り越え、菊一文字を振り上げた。

動作について刄が虹色の光でコーティングされ、大きく見える。

今では光輝さんが持っていた大剣レベルだ。

「邪魔をするなぁ!!!」


背を向けたまま武本さんが怒鳴る。

すると、僕と武本さんの間に壁が出てきた。

僕は、間髪を入れずに壁を斬った。

今度は弾かれる事はなく、壁は真っ二つとなった。