「大切なモノを知りたいから抵抗しないのですか?
大切なモノは、失ってから気付いたら遅いんですよ?」
女性の声がする…
理沙ちゃんでもないし、奏ちゃんでもない、この声は…
「雪さん?
なんで?」
僕の前には同じ精鋭部隊員の雪さんがいた。
「そろそろ本当の事を言いましょうか…
私の名前はアテネ。
今あなたが言った雪という女性や、小山恵にも変装していました。
現世であなたに鉄パイプを授けたのも私です。」
アテネ?
まさか!!
《あなたの大切なモノは何ですか?
次会う時までに考えておいてください。》
オリンポスの女神………
それに、小山さんって…
いつの間にか消えていて、謎だったんだよね…
まさか、彼女も…
「さて…
邪魔者は消えてもらおう。
モンスターが口出してんじゃねぇぞ!!」
武本さんの腕が銀色に光り始める。
来る!!
「最後に一言言わせていただきます。
武本光、あなたはすぐに滅びます。
あなたを唯一倒せる存在が、いますから…」
銀色の光はアテネを包み込んだ。

