「ようやく来たか。
遅かったな兄ちゃん!」
赤いバンダナを身につけた大柄の男性が椅子から立ち上がった。
他には誰もいない…
まぁ予想はしていたけど…
そこにいたのは、黙って寄ってけ!の店長だった。
「何で、まだいるんですか?
僕以外は戻ったと思っていたのですが…
あなたは…
何者ですか?」
僕は十分に警戒しながら部屋に入った。
ただ者じゃないのはわかってるんだ。
大切なのは、敵か味方か。
「俺は、スフィンクスのリーダーの武本光(タケモトヒカル)。
まわりの目を誤魔化すために武器屋を開き、隠れ住んできた。
スフィンクス上層部の連中と、親衛隊だけは俺がリーダーだと知っている。
親衛隊とは、天空寺を始め、数人で構築されている。
何で残っているかだったな?
とりあえず、生け贄の巻き物を使うためにここに来い。」
武本さんはニヤリと笑うと、右手を出してきた。
どういうことだ?…
スフィンクスのリーダーが…
僕は菊一文字に手をかけた。

