「行くぞ俊!

奏と理沙は援護しろ!」

僕が刀を投げるか迷っている間に、僕は水城に右腕を捕まれ、魔王に一緒に向かっていた。

もうどうなっても知らないよ!

僕は半ば自棄になりながら、前方で腕を僕らに向けている魔王を睨み付けた。

刹那、魔王の手から闇波が放たれる。

「伏せろ!」

水城の声と共に僕は床に伏せ、闇波は背後の壁に衝突した。

何となくわかった気がする。闇波が飛んでくる高さは、魔王の手の高さと同じなんだ。

「おまえはまっすぐ行け!

俺が後ろに回る!」

水城はそれだけ話すと、僕の視界の右前方に走っていった。

背後から熱気を感じる。奏ちゃんが魔法を使ったのかな?


僕の役目は、一撃でもいいから魔王を斬り付けること…


頑張るしかない!!