ズガーン!!!
爆音が鳴り響き、王座が粉々に砕け散る。
侑弥さんは!?
僕は慌て当たりを見渡した。
水城の拳が届く瞬間に、侑弥さんは消えたんだ。
全く見当たらない。
スキルか?
それとも隠れているだけか?
最早気配さえ感じ取れなくなってきた。
これが実力の差か…
「うっ…」
息の詰まるような音…
そして、僕の視界には、雷刀に胸を刺された相澤隊長が映った。
「あんたはもういらねぇんだよ。
元最強の相澤トキ隊長!!
最強は、俺一人で十分だ!!
消えろ…」
侑弥さんは雷刀を刺したまま、雷を使い、相澤隊長のНΡを削っている。
「やめろぉぉぉ!!」
僕の叫び声は部屋中に広がった。
絶対に負けないと思っていた相澤隊長でさえ、この有様…
助けに行きたいけど、怖くて足が動かない。
このままじゃ、相澤隊長は……
この距離じゃぁ回復もできない。
何か……
しかし…
もう遅かった…
侑弥さんが雷刀を引き抜き、相澤隊長はその場に俯せに倒れた。
НΡは0。
GAME OVERだ…

