「まぁ、最後の言葉が犬と卵じゃ可愛そうだったか?

俺には関係ないけどな。

どうせ、これが終わったら全員強制的にGAME OVERにするんだから、ちょっと早まっただけか。」

侑弥さんは王座から僕らを見下すかのように眺めながらそう言った。

強制的にGAME OVER…

その一言で、場は凍り付いた。


つまり、逃げるという選択肢は無いんだ…

もっとも、僕は狙われている張本人だから、逃げれるわけが無いんだけどね。


理沙ちゃんと奏ちゃんはどうなったんだろう。

モンスターと戦っているのか?


助けに行きたいけど、できないだろう。

たぶん、逃がしてはくれないだろうし、侑弥さんを倒さないと、みんな強制的にGAME OVERになってしまう。

理沙ちゃん…

頼むから…

頼むから頑張って!!


僕は菊一文字を構え、しっかり侑弥さんを見据えた。

「天空寺の時間稼ぎをする…

俊は右から、俺は左から、相澤は正面から向かう。


ぜってぇ生きて帰るぞ!」

水城が小声で作戦を伝え、僕らは走りだした。