魔王のНРは3000、血濡れの刀で斬り付けれれば5分間後に僕らの勝ちが確定する。

でも斬り付けるには、あの闇波を避け続けながら、近距離まで近づかないといけない。さっきのボーンソルジャーより遥かに難しい条件だ。

なら魔法はどうだ?

ΜРは残り少ないけど、魔法なら近づかなくてもいいからリスクも低い。魔王がでかいから避けられる心配はしなくても大丈夫…でも…
もし、魔王に身を守る手段があったら?
または、せっかく放った魔法を闇波で相殺されたら?
連発できるほどΜРに余裕はない…

水城を上手く魔王の懐に近づかせれれば、勝機は見える。
ΜРを消費しないと攻撃できない僕と奏ちゃんは役に立たないし。
理沙ちゃんの矢も魔王まで届くかどうか…

「先輩…

私に良い考えがあるんです…

その刀、投げて魔王にぶつけれますか?」

え?

僕は耳を疑った。そんなむちゃくちゃな作戦を、理沙ちゃんが言うなんて…

水城や奏ちゃんが言うならわかるけど…

僕はゆっくりと集まってくるみんなを見ながら、刀を投げるという手段について考えてみた。